町の文化財・天神様のお開帳の時のカラクリ人形(荒川 良一)

 神様のお開帳の時(大正時代・私が小学校在学中)に本町通りの川で、水を利用して水車を回し、自転車のチェーンに人形を乗せ、レールの上を走らせたり、停止させたり、向きを変えたり、手足を動かして表情を現し、芝居を見せた。その頃芝居小屋が幾つか出来た。

 の中に四丁目現富士銀行前(現在富士銀行は桐生市から撤退)の川の上に小屋を建てた。富士で曽我兄弟の仇討ちがあったのを覚えている。
当時子供だったのでよく人形が動かせるものだと感心して、何度も見に行ったものだ。

 置は現在残っていないにしても、何等かの資料はあるのではないか。装置の係りに本町四丁目の関谷光次郎さんがおりました。
 現在技術が進歩しております。その技術を利用したら、木曽のカラクリ人形の様に、立派なものが出来るのではないでしょうか。
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