だあ たわ 
山の尾根の撓んだ所 
タアッコ
たあごと たわごと (タアゴトもほどほどにしねえか)
だいいちっから 第一から
初めから 
もともと
(ダイイチッカラそんなのできるわけねえよ)
たいげえ ほどほど (タアゴトもタイゲエにしねえか)
(文句を言うのもタイゲエにしろ)
だいこんのとしとり 大根の歳とり 
旧暦十月十日 
とうかんや
だいじない 大事無い 
心配無い
(ダイジナイ明日は天気になるよ)
だいどこ 台所
ーたいね ーたね (昨日一緒に行っタイネ)
(それをくれるって言っタイネ)
だいのこぼう 大根で作った男根 
水引をかけて婚礼の席に膳に載せて出す
ーだいね ーだね (それは駄目ダイネ)
だいまなく コト八日(二月八日)に厄神除けとして行う 大魔無くとの説と大まなこ(眼)で睨んで厄神を追い払うとの説がある 笊にひいらぎの枝を刺し木槌をのせて庭に置く また葱を焼き戸口になすりつける 魔除け・風除けのため鎌を立てる所もある 
ダイマナコ デーマナク
たいや 逮夜 
葬儀の前夜のことだが死者の出た夜として使われる
たいわ タイヤ (タイワがパンクした)
たかずっぽ 竹筒 
筒状に切った竹 
袂の無い着物の袖のこと
たかずな 竹綱 
竹を細く裂き煮て柔らかくし綯った縄
たかる 着く
止まる
(頭にごみがタカッテルぞ)
(枝にとんぼが止まった)
たきごわめし 炊強飯
たごい 田肥 
田に撒く肥料
たごまる 細い糸状の物が縺れて固まること (糸がタゴ(グ)マッテとけない)
たかる 着く 
付く 
とまる 
当たる
(頭にごみがタカッタ)
(枝にとんぼがタカッテる)
(そんな事をすると罰がタカルぞ)
たきおとし 木の燃えた後の熾 (炬燵にタキオトシを入れてくれ)
たけなが 丈長 
厚い和紙のこと
だけんど しかし 
ーであるけれど
(それはそうだがダケンド・・・)
たけんぼ 竹筒
だしあげゆわい 出し上げ祝い? 
炭焼き窯を作ったときの祝い 
ハナアゲユワイ テンアゲユワイ
だしぐも 出し雲 
東方または東南へ移動する雲(雲を出してるから晴れるぞ)
たたっころがる 叩きつけた様に倒れる
たたっころがす 叩きつけた様に倒す
たたっころす 叩き殺す
たたっころぶ 叩きつけた様に転ぶ
たたっこわす 叩き壊す
だだっぴれえ 非常に広い (ダダッピレエ家に一人で住んでる)
たちちゃ 立ち茶?
オチャダシギモンになった新婦が一見や手伝いの人に出すお茶
たちっこ 立ちっ子?雛鳥
たちやみ 立ち病み 
病気を寝ずに直してしまうこと
(あの人はタチヤミをしたが良くなった)
たちんべえ 囲炉裏の周囲に張られている板をフミダイと言いここに腰掛け炉の中に足をいれてあたること
たつぜん 縦膳 
キッパゼンのこと
ーたったって ・・と言われても (もっと食えっタッタッテそんなには食えねえ)
たっぺ 霜柱 (今朝は寒かったからすごいタッペだ)
たてる 戸や障子などを閉めるまたは入れること 
刃物の刃を切れる様にする
たてっかじり きゅうりなどを長いまま縦に齧ること (そんな長いのをタテッカジリにするんじゃない)
たなばたみず 七夕水 
旧暦または月遅れで八月七日に七夕を祭る頃は台風期でこの頃の洪水を言う
たなんご たなご(魚)
たまがす 驚かす (あんまりタマガスな)
たまぎる 丸太を横に切ること
だまくらかす だます (またダマクラカサれた)
たまっころ 玉 
ビー玉 
ビー玉遊び
たまっちろ ビー玉 
ビー玉遊び
たまりごとはねえ たまったものではない (そんなに小使いをせびられちゃタマリゴトハネエ)
ためる 照準をきめる 
狙う
(良くタメテ撃てよ)
だらに しょっちゅう 
頻繁に 
常に
(ダラニ雨が降ってる)だ
だらっぴし しょっちゅう 
頻繁に 
常に
たら(ろ)っぺ たらの木の芽
だれがべー 誰がべー 
嫌だよー程の意
(お使いに行くなんてダレガベーだ)
たわらがみさま 俵神様 
正月に麦や米の俵が積んである上に幣束を立て作物の神を祭り豊作を祈願する
たんま 鬼ごっこなどの遊びの最中にタンマタンマと言って遊びを中断してもらう、また中断している間のこと (いまタンマだぞ)
だん 数量の単位 
米俵は二俵で一ダン
たんご タンマに同じ
だんこ (ダンコがあるから気をつけろ)
たんすのこやし 箪笥の肥し 
箪笥にしまったままで着ない着物
だんち 段違いに良い 
はるかに良い
(お前のより俺の方がダンチだ)
たんぼこ 丸太

Copyright (C)  1999 by T.Nakajima & KAIIC