こ |
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こーら |
丸太から角材取った残りの片面丸い板 |
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こいちんべ |
ほんの少し |
(コイチンベ柿が生った) |
こいけ |
小粋 |
(あの人はコイケだ) |
こいて |
言って |
(馬鹿ベーコイテるな) |
こうで |
疲れたのでないのに腕の一部が痛む状態 |
(コウデが起きて手が痛い) |
こお |
来い |
(のろのろしてねえで早くコオ) |
こーず |
楮 |
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こうち |
講内
仏教的な講の仲間から転じて集落内を言う |
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こうもりさま |
子守様
子供が丈夫に育つ様に四月十五日に女達が赤飯を炊いてお祭りをする |
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こおりとり |
病状の悪い人のためにとる垢離
瓶を川の中に立て回りで拝みながら皆で水を弾き入れこの水を病人に飲ませる |
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こおりんぼ |
つらら |
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こかげさん |
蚕陰様
蚕の神 |
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ごかにち |
五ケ日
一月五日
七草粥に入れる七草を取りに行く日 |
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こぎる |
値切る |
(そんなにコギラレたら商売にならねえ) |
こくかご |
竹で細かく編んだ米・麦・蕎麦など穀物を入れる籠 |
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こぐそ |
蚕糞 |
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ごくそつ |
獄卒
地獄で亡者を呵責するという鬼
転じて辛いこと苦しいこと
辛い苦しいなどと言うとき「ゴクソツゴクソツ」と言う |
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こくどり |
石取り
収穫量のこと |
(今年の米は石取りが良かった) |
こくねつ |
穀熱?
食物をとって体が暖かくなる状態 |
(コクネツがさして来た) |
ここいら |
このあたり |
(ココイラ辺に置いといたんだがなあ) |
こごなる |
かたまる
ひとつにまとまる
一塊になる
縺れる |
(糸がコゴナッテしまった) |
ごごっぱもち |
ごごっぱ餅
牛蒡に似ている草の葉を麦・粟・稗などの粉に搗き込んだ餅 四月八日に作る
ゴボッパモチ |
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ごごっぷさげ |
飯ばかり食べて仕事をしない人
ごくつぶし |
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こじはん |
朝食と夕食の中間に取る軽い食事 |
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こじゅはん |
同上 |
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こじゅうはん |
同上 |
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こじょうはん |
同上 |
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こしみそ |
目の細かい笊を味噌の中へ入れて置くと中に出てくる味噌の汁のこと醤油の代わりにつかう |
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こさう |
こしらえる
作る |
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こさる |
同上 |
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こしゃう |
同上 |
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こしれえる |
同上 |
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こせえる |
同上 |
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こする |
当てこすり |
(あの人はコスルので嫌だ) |
ごす |
です
ございます |
(代わりに私が行っても良うゴス) |
ごせいがやける |
焦れったい
いらいらする
余分な気を使わなければならない |
(まったくあの人は何時も遅いのでゴセイガヤケル) |
こそっぱい |
気詰まり
打ち説けない |
(何となく彼はコソッパイ) |
こそっぺえ |
気詰まり
打ち説けない |
(何となく彼はコソッパイ) |
ごたく |
愚にもつかないこと |
(ぐだぐだゴタクを並べてるな) |
こたねがゆ |
一月十五日に神棚に供えた繭玉を入れて作った粥
カユカキボウで掻きまわしハラミバシで食べる
コタネガイ コタネゲエ |
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こたねる |
掻き回してどろどろにすること |
(ぬかるみをそんなにコタネルな) |
こっきり |
これきり
一度だけ |
(一回コッキリで二度と駄目だぞ) |
ごっつおう |
御馳走 |
(たいへんゴッツオウになりました) |
こっぱずかしい |
こっ恥かしい
恥かしい |
(そんなに褒めるなよコッパズカシイがな) |
こつまんね |
つまらない |
(雨べえ降っててコツマンネな) |
ごてっぱじき |
地上に寝せた竹の元を固定し先に長い縄をつけて引き絞る、そこに餌を撒き雀が集まったら縄をゆるめ竹の反発力で雀を薙ぎ倒して捕る) |
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ことじまい |
事終い
十二月八日年末の行事以外の祭り・行事を終る
コト八日 |
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ことようか |
事八日
十二月八日・二月八日 この日をダイハナク・デーマナク・ダイマナコなどと言いその行事をする |
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ことび |
行事などの当日
物日 |
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こないだ |
このあいだ
先日 |
(コナイダ旅行に行ってきた) |
こなす |
米や麦の脱穀 |
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こなしっこと |
こなし事
脱穀をすること |
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こなもち |
屑米を粉にして水で捏ね焼いたもの |
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こば |
こっぱ
木端
転じて木材や石材等のかどのこと |
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こひき |
子引き
子連れのこと |
(コヒキだからあまり仕事は出来ないぞ) |
こぶ |
理屈
屁理屈 |
(奴はコブ言いなんで付き合い難い) |
こぶいい |
こぶ言い
コブを言う人
理屈を言う人 |
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こぶたん |
瘤 |
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ごぶてえ |
太い |
(ゴブテエ大根だ) |
こぶな |
小鮒
囲炉裏の自在鍵を止める木で多くは魚の形をしている
ウオギ イオギ オオギ |
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こばゆり |
かたくり(植) |
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こべゆり |
かたくり(植) |
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こべら |
藁葺きまたは茅葺き屋根の裏側 |
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ごぼうぱもち |
山牛蒡の葉を餅に搗き込み餡をいれ丸めたもの 五月五日に作る |
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こまかもち |
麦を挽いたときにふすまをコマカと言い焼き餅にする |
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ごまっぱげ |
胡麻の様な小さな禿げが沢山あること |
(あの子の頭はすごいゴマッパゲだ) |
ごみたまさま |
一月十六日に重箱に盛った御飯に家の人数分のハラミバシを挿し歳神様に供える |
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ゴムけし |
消しゴム |
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こめをこぼす |
損をする |
(でかいコメヲコボシタ) |
こめかいざしき |
米買い座敷
囲炉裏の回りの家族の座る所は決まっていてこれは一家の主の座る所
テイシュザシキ コメカイザ |
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ごめんなんしょ |
ごめんください
今日わ |
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ごりかん |
きかんき
勝ち気 |
(あの人はゴリカンで有名だ) |
これっきし |
これきり
これだけ |
(コレッキシで終いだぞ) |
これちんべ |
こんな少し
ほんの僅か |
(コレチンベしかくれねんか) |
ころった |
殺した |
(お前あの蛙をコロッタな) |
こわい |
つらい
苦しい
だるい
たいぎ |
(熱があるんでコワクテしょうがねえ) |
こわかいし |
小若衆
若者 |
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こわす |
壊す
通貨を小さな額の通貨に替えること |
(この一万円を千円にコワシテくれ) |
こんぎ |
片足跳び |
(あの線までコンギで競争しよう) |
こんだ |
こんど |
(今日はだめだがコンダ連れてくよ) |
こんとき |
このとき |
(やめろって言うのにコントキとばっかり飲みやがって) |
ごむぴん |
ゴムぴん ゴム紐でぴんと小石などを飛ばすのによる
パチンコ |
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ごんぼ |
牛蒡
ゴンボー |
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こんやし |
今夜 |
(コンヤシ組合の寄り合いだ) |