ぶたにくわせるほど 沢山あること (そんな花俺ん家にやブタニクワセルホドあらあ)
ぶたのしっぽ 豚の尻尾 
末っ子
ぶっくるけえる ひっくり返る (自動車が衝突してブックルケエッテる)
ぶっくるみだんご ぶっ包み団子 
餡に団子を入れたもの
ぶっくるみもち 繭玉を餡でくるんだもの
ふっこし 吹っ越し 
山脈を吹き越して来る雪 
風花
ぶっこぬき そっくり 
良く似ていること
(この子はお父さんにブッコヌキだ)
ふっこみ 吹っ込み 
入り風のことで沢の下流から吹き上がって来る風
ぶったまげる 驚く (でかい魚を釣ったな こりゃブッタマゲタ)
ぶっちめ ぶっ締め 
疎林の地面に仕掛ける細い木を利用した小鳥を捕る罠)
ぶっくらかす 殴る (生意気言うとブックラカスぞ)
ふったかる 急に繁盛する 
急に人気が出る
(あの人もイチガイにフッタカッタもんだ)
ふったける 煽る 
扇動する
(やたらと奴がフッタケテあるくんで困った)
ぶっつけはだん 初七日の膳部
ぶっつけほんぜん ぶっつけ本膳 
葬式当日の膳部
ぶっと 意識せずに 
悪意なしに 
もしも
(ブットだからごめんね)
ぶっとかすると もしかすると (ブットカスルト明日行けないかも知れない)
ボットカスルト
ぶっとさる 突き刺さる (太い棘が指にブットサッタ)
ぶっとす 突き刺す (足に釘をブットシタ)
ぶっとすると もしかすると (ブットスルト明日行けないかも知れない)ボットカスルト
ぶっとにも ブットであっても 
間違っても
(この事はブットニモ他人には言うな)
ボットニモ
ぶつよけ 仏避け
死者が出ると神棚に半紙を張り紙に隠す
ふてる 捨てる (やたらに空き缶をフテルなよ)
ふな 蚕が脱皮のとき桑を食べないこれをヤスムと言いこの休むことをフナまたはフナヤスミという
ふなごまい ふなご繭 
フナヤスミの間に繭玉を作って食べる
ふなめえだま ふな繭玉 
フナゴマイ
ふみきり 踏み切り 
ラチェットの無い自転車でペタルを反対に踏むと後輪も逆回転する
ぶよいぶし 蚋燻し 
蚋(昆)避け 
裂け目をいれた竹筒に布切れを入れて火をつけ燻して蚋を避ける 
腰に下げて用いる
ふらかす 振り撒く (あの家が建前で餅をフラカスぞ)
ぷらんこぷらんこ ぶらぶら (プランコプランコ呑気げに歩いてるな)
ふりちん 男子の素裸
ふるしき 風呂敷
ふるしきむこ 風呂敷婿 
気にいらなければすぐ出て行くつもりで風呂敷包み一つで来る婿
ふるしきよめご 風呂敷嫁御 
嫁入り道具の無い嫁
ふろう 鞘の長さが三十センチ程の豆
ふんがく 踏み折る
ふんぐりけえす 踏みちがえる (フングルケッて足首が痛い)
ふんごくる 踏んで物を動かすこと (自転車を力一杯フンゴクッテ来たら疲れた)
ふんごたねる 踏んでコタネルこと (ぬかるみをフンゴタネルと靴が汚れるよ)

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