あいげた 相下駄 
雨の日に履く藁の緒の下駄
 
あいさ あいだ 
隙間
 
あいさっこ あいだ 
隙間
 
あいためじゃみられね 明いた目じゃ見られね (馬鹿らしくて又はみっともなくてまともには見られない)
あお 仰向き 
上向き
 
あおへい 刑期の軽い囚人 (囚人服の色による)
あかぎさんば 赤城三束 
赤城山の方から来る雷雨は麦を三把束ねる程の間に来る
 
おかっこ 赤ん坊  
あかのっぽ 表土が薄くて赤いローム層が表れている悪い土地  
あかへい 刑期の重い囚人 (囚人服の色による)
あかむしがはう 赤虫が這う 
火がつく 
火事になる 
特に山火事で火が山肌を這い上る状態を言う
 
あがりぜっく 上がり節句 
雛祭り
 
あがる 仕事を終わる 
入学する
(学校へアガル)
あかんがえる 赤蛙  
あかんべがしきんね 納得出来ない 
同調出来ない
(冗談じゃねえアカンベガシキンネや)
あきあげ 秋揚(?)
ホカケとも言いその年出来た米や粉を嫁が実家へ持って行くこと
 
あぎ 釣針のかえし 
またそれに類するもの
 
あきのかた 恵方  
あくびょうがみおくり 悪病神送り 
悪病が流行すると鐘を叩いて病気を集落境から送り出す
 
あくまっぱらい 悪魔っ払い 
死者を棺に納めてから樽・臼・籠など丸い物を持って大声をだし悪いものを追い出す 
アクマッパライのマクリダシと言う
 
あげぐさ 三度目の田の草取り  
あげる 嘔吐する  
あさいちげん 朝一見 
結婚式の当日新郎・仲人・近親者が新婦がわへ挨拶に行くこと
 
あさってのほう 明後日の方向 
とんでもない方向 見当違いの方向
(声をかけてもアサッテノホウを向いてやがる)
あさづくり 朝食前の仕事  
あさえび(べ)す 正月恵比寿・あきんど恵比寿 
一月二十日商人が恵比寿様を祭る
 
あしおせん 足尾線 (現わたらせ渓谷鉄道)は勾配が急なため速度が遅かったことにより動作の遅い人・少し頭脳の弱い人のこと
あしおせんのせわになる 足尾線の世話になる鉄道自殺  
あしっかわせ 足交せ 
ひとつの布団に前後からもぐって寝ること
 
あしっこ 足っこ 
足跡
 
あしのひら 足の平 足の裏  
あしなか 足中 
踵が出る草履 
雨の日に撥ねが上らずまた蝮よけになるという
 
あすこ あそこ  
あせ おかず 
副食物
 
あぜよく 畔欲 
畑の境界の桑の木などを少しずつ動かして自分の土地をふやすこと
 
  (アゼヨクをかく)  
あそびじまい 遊び終い 
一月二十日 
西ノ宮神社のお札を受けて正月の行事を終わる 
また五月五日を中にして前後三日間をいう
 
あだじょっぺえ(ぱい) 塩味がなじまずむきだしなこと (この汁はアダジッペエな)
あちい 厚い 
暑い 
熱い
 
あっしゃん 和尚  
あってこてもねえ とんでもない 
途方もない
(アッテコテモネエこと言うな)
あったかぼっこ 日向ぼっこ  
あっちっかわ 向こう側  
あとっかわ 後ろ側  
あとっしゃり 後退り (アトッシャリべえしてねえでこっちへ来い)
あとっしゃがり 後退り (その車アトッシャリするから気をつけろ)
あなっこ  
あなっぽこ  
あなばん 隣組の人とは別に葬式の世話をする人を寺できめてくれるその人  
あなまわり 出棺のとき葬列が庭で三回り半すること  
あばな さようなら(男の子)  
あばね さようなら(女の子)  
あぶらいわい 油祝い 
十一月十五日にけんちん汁など油を使った料理を作る
 
あほうぐさ 阿呆草 
煙草のこと
 
あぼ・ひぼ 粟穂・稗穂 
一月十五日に作る 
竹の先を三つに割り上にニワトコで作った木花をつけ下に粟穂稗穂をさしたものを二十四本作る 
神棚・門松・屋敷稲荷などに供える
 
あまがちがえる 雨蛙  
あまじゃらし (雨曝し 
雨にあてるままにしておくこと)
 
あまだれぎわ 雨垂れの落ちるところ  
あまっちょ 女の子  
あまんじゃく あまのじゃく  
あやがついた けちが付いた  
あやがたかった けちが付いた  
あらあ あれは (アラア鳶じあねえ鳥だ)
あらいでま 食器などを洗って片付けること  
あらいま 洗い間 
清水の湧き出すところや渓流に設けた洗い場
 
あらく 開墾地  
あらこ 開墾地  
あらこおこし 開墾する  
あらじんしょう 新身上 
新しく作った所帯
 
あらひがん 新仏のあった家が迎える初めての彼岸会  
あらむぎ 荒麦 
挽くまえの麦
 
あられ 大変だほどの意 (アラレそんな事すると怒られるぞ)(アラレアラレわありいやわりいや)
ありんご  
ありんど  
あわせない アセ・アワセは副食物のことでそれ無しで食べること (アワセナイで食べた)
あんこめんこ 小豆汁にうどんを入れたもの  
あんとき あの時  
あんねえ  
あんまし あまり 
それほど
(それはアンマシ良くねえな)
あんめえ 有るまい  
あんぶく  
あんべえ 按配・具合 (アンベエが良くねえんで医者へ行ってきた)
(風呂のアンベエ見てくれ)
あんべえ 有るだろう 
在るだろう
(そのくれえな金アンベエな)(机の上にアンベエな)
あんぴん 大福餅  

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