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14.JPG 布は人間生活の伴侶 である。布には社会的役割のほかに歴史がある。布は、身体と精神を 運搬するだけでなく、多くの場合、家族の文化も表わしている。布は その色と形によって気質と感情も表わすことができる。だから、布が 人々の夢を伝えることができないはずはない。出産から人生の学びを 通じて布は人についていく。それなら布も嗅覚、触角、視覚と聴覚を備えてもおかしくないではないか。このような方向でフロランス・ボストは研究を深めることを決心し、すでに香りや光、燐光や音を出す布を開発した。それらはしばしばフランスで、とくにパリ室内装飾用繊維エディタービエンナーレ展に出展されただけでなくギリシャやブルガリア、さらにはバルセロナ繊維美術館にも展示された。現在、ボストは音の出る布、もっと正確には布から発生させることができる音響について研究している。ヴィラ九条山出の、6ヵ月の滞在は順調に始まった。「京都は研究を進めていく上での重要な象徴です。京都の織物の歴史、繊細さと家族的な環境はこのプロジェクトにぴったりと合うのです」とクリエーターは強調する。「新しいテキスタイルを是非作り出したいのです。テキスタイルが人々を取り巻き、毎日の生活の中に完全にとけ込まなければならないことを忘れずにね」。ふれあいの中で何にいちばん驚いたかをたずねてみると、「オープンな、心温まるもてなしはありがたく思っています!日本の方々は好奇心が旺盛で、何でも知りたがりますね。議論はハイレベルなことが多く、絶えざる挑戦です。それがとっても刺激的におもえます!」。自分の創作した布からのものづくりは他の人に任せているとはいえ、それを家という宇宙のためにデザインしている。ボストは自分のやり方を理解し、五感を刺激する新しいテキスタイルの創造に投資する用意のある実業家を、日本で見つけたいと真剣に願っている。それが実現すれば調和と交流の象徴になる。というのはハイテクと伝統、エレクトロニクスと天然の繊維を結びつけるのはそれほど簡単ではないからだ!




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