コミュニティーメーカー・マニュアル

1-1. コミュニティメーカーのツールの概略

1.衆会室 2.電言板 .その他の機能


●コミュニティーメーカーは、インターネットによるネットワーク上に、地域のコミュニティをつくるシステムです。

 電子メールによる個人的なやりとりや、WWWによる一方的な情報発信、ネットニュースのような回覧などを目的としたシステムとは違います。

 なぜなら、みなさんの 疑問や提案、あるいはアイデア、お願いを 話し合う「場(コミュニティー)」としよう、というものだからです。

私たちは、この小さな「場」の集まりに「連」という名前を付けました。

コミュニティーメーカーは、地域ごとに「連」をつくるシステムを目指しています。
ここには「衆会室」と「電言板」の2つの場があり、常にセットで利用されます。

 このページでは、この2つを中心とした コミュニティーメーカーのツールについて説明します。

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1-1-1.「衆会室」 参加者が意見を出し合い、議論し、コミュニケーションする場。

 コミュニティーメーカーの中心となる仕組みで、連の登録メンバーなら誰でも開くことができます。日常のちょっとした疑問や、みんなで解決したい地域の問題などをネットワーク上で話し合ってみませんか。 (衆会室画面を見る↓)

(1)「衆会室」の運営をする人を「編衆長」と呼ぶことにします。

(2)編衆長は、衆会室の参加条件も設定できます。誰でも読み書き自由にするだけでなく、メンバーだけ書き込み可能にしたりも可能です。

(3) 参加者の発言は、流れに添って一覧され(コメントチェーン)、日付や発言者などで区別できます。

(4) 掛声ボタンをクリックすれば、それぞれの発言に ワンタッチで拍手や不満を表明できます。また、発言ごとの集計も表示されます。

(5) 5種類のマーク(フラッグ)がそれぞれの発言に付けられます。

(6)1人1票の投票で決をとることができます。投票できる期間は編衆長が設定します。

(7)挙手ボタンで、「編衆長」に提案・質問をすることができます。この内容は発言として公開されるので、場合によっては「編衆長」のリコールなども可能です。

(8) 前振りボタンを使えば、発言の前に「賛成」「反対」「質問」などの意思の表明ができます。参加者は、そのアイコンによって議論の流れをつかむことができます。

(9)「衆会室」と「電言板」は、対になっています。 「編衆長」は議論の流れを編集し、「電言板」に提示します。また、「衆会室」をたちあげる際に、テーマや意見を「電言板」に提示することが望まれます。コミュニティーメーカーには、そのための編集フォーマットが添付されます。「編衆長」は9種類の「衆会室」>のパターンから、進めたい議論のパターンを選び、27種類のフォーマットを選択しながら、「衆会室」をナビゲートします。


1-1-2. 「電言板」「衆会室」の要約や結果を発表したり、共有情報を掲示。

いわゆるホームページを見せることができる場です。基本的にはhtmlで書かれた情報を、普通のホームページと同じように見ることができます。
コミュニティーメーカーでは、それを地域「連」(コミュニティ)の共有財産とするためにさまざまな機能が用意されています。
個人や個別の団体の情報発信を目的とするホームページは控えたほうがいいでしょう(ルール編参照)。 (電言板画面を見る↓)

(1)「電言板」と「衆会室」は対になっています。 情報の発信のみを目的にする場合、必ずしも「衆会室」を使う必要はありませんが、「電言板」を見た人とのコミュニケーションの場として「衆会室」を積極的に利用することを推奨します。

(2)評番付ボタンによって、コミュニティの中での「電言板」の評判を得られます。また、評番付ランキングボードで結果のランキング表示もできます。
 評番付の内容は「おもしろい」「ためになった」などの評価・人気投票から、「おばあちゃんに」「高校生に」、さらに「寂しい人に」「困っている人に」など、ユーザーへの目安をつくるものまで用意されています。

(3)「行き先メモ」を他のページに貼られたリンクにつけることができます。
これは、「電言板」を見た人が、リンクについてタイトルを付け、他の利用者の目安にしてもらう機能です。付けられたタイトルをクリックすると、ホームページ内のリンク部分に色分けしたピンが付きます(または点滅します)。


1-1-3. その他のさまざまな機能 地域「連」づくりのために。

コミュニティーメーカーには、このほかにもたくさんの機能があります。

 ここではその機能のひとつ「道標ナビ」と、世話人(システムの管理者)のための管理ツールについて説明します。

(1) 道標ナビは、コミュニティ特有の”ホームページのイエローページ”を作る機能です。インターネット上の既存のホームページの情報を、利用者がコミュニティの共有情報として目的別に登録できます。
 まず、いくつかのホームページのURLをセットにして名前をつけて登録します。これで他の利用者も同じようにセットで見ることができるようになります。また、別の人がつくった道標ナビにURLを付け足すこともできます。

  (2)世話人(システムの管理者)は、開設された「衆会室」が公序良俗に反する場合、または「連」づくり(コミュニティの形成)に相応しくないと判断した場合、「衆会室」を停止(再開)・削除することができます。ただし、削除の理由などが必ず利用者に公表される仕組みになっています(世話人より」ボタン)。詳しくは「ルール編」を参照して下さい。

(3)世話人は、場合によって利用者の「衆会室」への参加や、「衆会室」「電言板」の開設に制限を加えたり、登録を削除することができます。それぞれの場合の理由も公表されます。こちらも詳しくは「ルール編」を参照して下さい。

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