無鄰館開設主旨

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ザ・アーチスツファクトリー The Artists Factory
無鄰館 MURINKAN


「無鄰館」は近代化遺産とよばれる歴史的建造物などがそれぞれの要素をもって生かされ、活用されている集合施設です。 その一つは、歴史的織物工場(旧・北川織物工場)と、そこに集うアーチスト達(ヤッピー)とが熱く融合して機能している創作工場であり、まさに、ザ・アーチスツファクトリー(芸術家工場)と言える部分です。

「無鄰館」のノコギリ屋根の古い織物工場には「築造者の気魄(きはく)と歴史的エネルギー」が充満しています。このエネルギーとは、高度な技術(工業生産力)で織られた美しい紋様(デザイン)の布づくりに投入された先人の情熱と時間経歴のもつポテンシャルの高いエネルギーにほかなりません。ここで活動するアーチスト達は歴史的建造物(近代化遺産)の持つパワフルな「場」との強烈な対峠から発生してくるクリエイティブなエネルギーをそれぞれの創作に生かし活動を続けています。

 ここは今、全体にオーラが渦巻くアート、デザインの一拠点であり、反ブラックホール型のエネルギー発生源(震源地)と言えます。湧き出るエネルギーの乗り移った作品群が次々と外へ飛び出して行く不思議なアーチスツファクトリーです。

 もう一方の要素は、純和風住宅、蔵、和風庭園、祠、上市場と呼ばれた買場通りの町屋などの歴史的建造物、そして古いレンガに映されるハーブガーデンは「静」の部分として心に安らぎを与えてくれるスペースです。

「無鄰館」はこの二つの動と静の要素に小イベントホールを併存し有機的に価値を生み出している施設です。

 かつて桐生は日本の近代化の国力を支えながら大きな繁栄を遂げた繊維の町でありました。本町一丁目、二丁目は桐生新町発祥の地として当時の産業遺産や文化遺産が点在し、江戸時代の地割や路地も残り、その名ごりを留めながら生活している最も桐生らしい地域です。
 本町二丁目には歴史的建造物の中でもとりわけ有名な「有鄰館」という伝統的な商家を活用した市有のイベント施設が存在しています。

本町一丁目の「無鄰館」は本町二丁目の「有鄰館」に敬意を表しつつ、相対するもの双方の求心力と相乗効果に引かれて自然発生的に名づけられました。宇宙にはプラスとマイナス、男と女、陰と陽、有と無などがあるごとく・・・。

 無鄰館の建造物群は明治から昭和の初期に築造され、当時は超々上質な絹織物を生産し世に提供しておりました。現在、無鄰館として再生したこの施設は単にイベント専用の施設ではなく総合的な工芸・技術などの創作・革新(イノベーション)の一拠点となりました、歴史遺産を活用することにより桐生の伝統的個性を生かしつつ外に向かって知的産業の胞子を飛散(発信)しつづけ、さらにこれからのヒトの生き方の新しい試みの手法の一つとして地域全体への波及を希求して運営されています。

 自然に恵まれた美しい桐生市が新しい先進的なものづくりと情報のまちとして進化し、世界的アーチストや技術者、デザイナー達の集積する「小さな世界都市」が形成され魅力ある地域生活圏が構築されることを願っています。これが桐生の桐生らしい生き方であると思います。

 また、無鄰館が地域発ルネッサンスの先達として果す役割は重要であるという認識を持って独自に努力、実践を行っています。

無鄰館館長 北川紘一郎

 


裏手にあるハーブガーデン
北川やちよさんが丹誠込めて栽培している。

 

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