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らくり人形は、その構造などから、@祭り・山車からくり、Aざしきからくり、B芝居からくりに分類されている。桐生からくり人形は芝居からくりと呼ばれるものであり、人形史の中では全くその現存例が無く、空白の部分となっていたものです。
生からくり人形は、原動力としては水車を利用し、当時の織物技術を生かしたものと想定できる。
形についても、製作年代は比較的新しいものであるが、江戸末期の人形師の技を受け継ぐものであり非常に優れた作品である。また、からくり芝居は時代とともに衰退し、全く途絶えてしまったと思われていたため、人形・背景・衣装や小道具などが完全な形で残されていたことは驚異であり、芝居からくりとしての現存例は全国的にも数が少なくその中でも特に貴重な資料として、からくり芝居の歴史の1ページを飾る貴重な文化財に値するものであると高く評価されている。
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芝居からくり人形は全く現存していないと言われていたが桐生では人形と背景がセットで残されている。このような例は全国でも桐生だけである。

からくり人形の歴史を物語る貴重な資産であり、歴史の空白部分を埋めるものである。

類似する水車からくりが鹿児島県知覧に保存(国選択無形民俗文化財)されているが、桐生のものは格段に優れた美術品である。

貴重な文化遺産として、文化財としての指定についても今後検討することも考えられる。
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