さえもん 祭文 
祭りのときに神前で奏する中国風の祝詞
祭文読み
さかさとうば 逆さ塔場 
三十三年忌に立てる葉の付いたままの塔場 
シントウバ シントーバ
さかてしごと 酒手仕事 
余分にする仕事 
本業以外の仕事
(サカテシゴトの金だ一杯飲むか)
さがねる 探す (こらポケットの中をサガネルんじゃない)
さき 先 
直前
(出掛けるサキに面倒な事を言うな)
さがる 卒業する (学校をサガッタらすぐ家の仕事をする)
さきっちょ (あぶねえからサキッチョをこっちへ向けるな)
さくがみさま 作神様 
田畑の神 
十二月三十日に田畑に松飾りを立てる
さくたて さく立て 
さくを切る 
畝を作る 
俵神様を祭りその松と幣束を持って畑へ行く、一メートル程のさく(畝)を三さくきり真ん中にそれを立て米・うどん等を供える 
これもさく神様と言い一月十一日におこなう
さぐねる 探す (こらひとのポケットをサグネルな)
さげる 下げる 
雲が東または南あるいは南東に動く状態
(雲をサゲてるからまもなく晴れるな)
ささびき 笹引き 
死者がでると神棚に笹をあげる
ささらほーさら ぼさぼさな状態 (ササラホーサラな頭をしている)
さーす 晒す (よく水でサーシてくれ)
ざすき 座敷
さすもち 米の粉を練り握って指の跡の付いている茹で餅
さっかけ 主たる建物にもたせた小さな小屋風の建物
さとかた 実家 (今日はサトカタへ行ってきます)
さま こうしのついた窓 
単に窓の事を言うこともある
さまじい 老爺に対する侮蔑語 (うるせえサマジイだ)
ざまたれ 様子の侮蔑語 (なんだあのザマタレは見られたもんじゃねえな)
さみい 寒い
さやぶどう 鞘葡萄 
さやいんげん 
さやえんどう 
えんどう豆
ざら どこにでも (そんなものザラに有らあ)
(そんなものザラだ)
さらっかまわねえ 全くかまわない (お茶も出さずにサラッカマワネエ家だな)
(あんなに子供が泣いているのにサラッカマワネエ親だな)
さわがせらいる 騒がせられる 
驚かされる 
騒ぎをさせられる
(つまらねえ事でサワガセライタ)
さわっこ
さわんな 触るな (これにサワンナよ)
さんあき 蚕明き 
養蚕が終ったこと
(やっとサンアキになった)
さんごくどうめい 三国同盟 
南京米と内地米と引き割り麦を三分の一ずつ混ぜた御飯
さんだんびゃくしょう 三反百姓 
狭い耕地しか持っていない百姓に対する侮蔑語
さんちゅう 山中 
渡良瀬川上流地方のこと
(あの人はサンチュウの人だ)
さんまさわがせ たいした事ではないのに皆に大騒ぎさせること (まったくサンマサワガセさせやがって)
ざんまた Y字形の木
さんやまち 三夜待ち 
二十三夜様を祭る 
毎月二十三日の夜に行う 
宿は回り番で月が出ると終りにする

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